こんにちは。
千葉・四街道子どもプログラミング教室キッズプロの賀川恵美子です。
プログラミング言語とは、コンピュータに命令するときの言葉です。
このプログラミング言語を使うことで、色々なシステムやサービスを作ることができます。
プログラミング言語の種類によって、コンピュータに命令する文章の書き方(コーディング)や活用方法が異なります。
プログラミング言語はよく使われるものから、そうでないものまで合わせると200種類以上あるとされています。
プログラミング言語は、大きく分けるとテキスト言語とビジュアル言語に分けられます。
テキストプログラミング言語とは
タイピングの必要がなく、見た目にも分かりやすくしたものをビジュアル言語というのに対し、通常のローマ字・数字・そして様々な記号の羅列をテキスト言語としています。
一般的に、プログラミング言語といった場合はテキスト言語を指すことがほとんどです。
テキスト言語では、それぞれのプログラミング言語によって決められたプログラムコードを、テキストで作成していきます。
多くの文字や記号が使われ、1ヶ所でも間違えるとプログラムは思い通りに動きません。
何かのプログラムを作る際に、そのプログラムに「どんな動作をさせたいか」という処理の内容を書いたテキストファイルを「ソースコード」と呼びます。
英語で書いたものが多くなっています。
それぞれのプログラミング言語を学ぶのは、これを理解するためですね。
バイナリコードとは…
ソースコードは、コンピューターが理解できる言葉に変換する必要があります。
コンピュータが理解できる言葉のことを、バイナリコードと呼びます。
コンピュータは、「0」と「1」の数字しか理解することができません。
バイナリコードとは数字の「0」と「1」がたくさん並んだものとなります。
つまり、プログラミング言語とは、人が作成するときの言語なのです。
テキストプログラミング言語には、コンパイル型言語とインタプリタ型言語があります。
人が書いたプログラミング言語であるソースコードを実行するには、コンピュータが理解できる数字であるバイナリコードに翻訳する必要があります。
この、翻訳の方法が2種類あります。
一度にすべてのソースコードを翻訳するコンパイル型言語と、少しずつ翻訳するインタプリタ型言語です。
コンパイル型言語について
コンパイル型言語とはプログラムを実行する前に、ソースコードをまとめてバイナリコードに変換します。
プログラムを機械語に翻訳することを、コンパイルといいます。
コンパイル型言語のメリットは、プログラムを実行する前に翻訳してあるため、実行速度が早いことです。
デメリットは、プログラムを実行するまでの手間がかかることと、エラーが見つけにくいことです。
ソースコードをまとめて翻訳するため、途中でのエラーが見つけづらくなります。
コンパイル型言語の代表的な言語には、C言語やJavaがあります。
C#、C++を始めとしたC言語系は基幹システムやアプリ開発、高速処理が必要なWeb開発において人気があります。
Javaは、Webからゲーム、スマホアプリまで様々な分野で使われています。
インタプリタ型言語について
インタプリタ型言語とはプログラムを実行しながら、機械が読める言語に少しずつ翻訳する言語をいいます。
メリットは、プログラムの動作をすぐに確かめられ、エラーが見つけやすいことです。
デメリットとしては、プログラムを実行しながらプログラムを翻訳していくため、実行速度が遅くなります。
インタプリタ型言語の代表的な言語には、PHPやPythonがあります。
PHPは、Webサイト作成において人気のWordPressなどでも使われております。
Pythonは、近年のAI開発で脚光を浴びている言語となっています。
しかし、子どもの場合、ローマ字や記号を並べたのでは、難しすぎて理解できません。
小学校でのプログラミング教育の目的とは…
2020年度から、小学校でのプログラミング教育が必修化されましたが、難しいテキスト言語の教育が始まったわけではありません。
文部科学省が考える『小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について』では、重要なのはテキストコードではなく、考え方であることが定義されています。
小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について(文部科学省)
『プログラミング教育とは、子供たちに、コンピュータに意図した処理を行うよう指示することができるということを体験させながら、将来どのような職業に就くとしても、時代を超えて普遍的に求められる力としての「プログラミング的思考」などを育むことであり、コーディングを覚えることが目的ではない。』
プログラミングが関係している仕事に就かないとしても、プログラミング的思考は人間として生きていく際に、あらゆる場面で必要になってくる力です。
そんな生きる上での基礎を、ビジュアルプログラミングによって子どもたちは身につけることができます。
ビジュアルプログラミングとは…
ビジュアルプログラミング言語は、大きく分けると3つに分けられます。
1.ブロック型言語
2.フロー型言語
3.独自ルールを使っている言語
それぞれ特徴がありますが、テキストプログラミング言語とは異なり見た目で分かりやすいことは共通しています。
ビジュアルプログラミング言語については、こちらで詳しく説明しています。
まとめ
テキストプログラミング言語には、多くの種類があり用途に応じて使い分けていました。
また、ビジュアルプログラミング言語の登場によって子どもから楽しくプログラミングが学べるようになりました。
たくさんのプログラミング言語を、目的に応じて学んでいけたら良いですね。
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