8.スクラッチ(Scratch)とは?

こんにちは。 千葉市稲毛区・四街道の子どもプログラミング教室キッズプロの賀川恵美子です。

ビジュアルプログラミングのScratch(スクラッチ)とは、どんなものでしょうか。

ビジュアルプログラミングScratch(スクラッチ)とは…

スクラッチは、MITメディアラボで開発されたブロックタイプのプログラミング言語です。

MITメディアラボとは、米国のマサチューセッツ工科大学(MIT)の建築・計画スクールに設置された研究所で、デジタル技術の教育や研究を進めています。

スクラッチは、世界中の誰もが無料で使うことができます。

2019年1月3日に、スクラッチ3.0(Scratch3.0)がリリースされました。

インターネットに接続している状態でも使えますが、パソコンにダウンロードして使うこともできます。

また、パソコンだけでなく、スマホやタブレットにダウンロードすることもできます。

ダウンロードしてあれば、インターネット環境がない場所でもいつでも使うことができます。

漢字だけでなく、ひらがなも選択できます!

世界中の様々な言語を選択することができ、自分の国の言語で子どもから無理なく学ぶことができます。

日本語には、2種類あり『にほんご』とひらがなを選択することもできるので、漢字が読めない子どもでもプログラミングができます。

色や形は、子どもでも分かりやすい見た目となっています。

画面上のブロックをドラッグ&ドロップしてプログラムを作成するため、キーボード操作が苦手な子どもでもプログラミングすることができます。

子どもたちにもなじみやすいたくさんのキャラクターや背景、音声なども入っており、子どもたちは夢中になります。

プログラムの作り方も簡単で、キャラクターを動かしたり、音を付けたりすることが未就学児でもできるようになっています。

スクラッチの各エリアの役割について

具体的には、どのようにプログラムを作成していくのでしょうか?

まず、スクラッチを開いたときの5つのエリアについて、名前と役割を確認してみましょう。

1.メニューバー

言語の選択や、保存、新規作成などができます。

2.ブロックパレット

プログラムを作成するための基本のブロックがあります。

動きや音など、目的に合わせてここからブロックを選んでプログラムを作ることができます。

3.スクリプトエリア

プログラムを作成してく場所です。

スクラッチで言うスクリプトとは、プログラムのことです。

ブロックパレットから、ドラッグ&ドロップすることでプログラムを作成することができます。

4.ステージ

スクリプトエリアで作ったプログラムの、実際の動きが確認できるエリアです。

5.スプライトリスト

スクラッチでのスプライトとは、画面上のキャラクターのことです。

この画面でスプライトを増やしたり、確認することができます。

スプライトごとにプログラムを作成していくことになります。

プログラムの作り方について

プログラムを作成するときは、ブロックパレットのブロックをスクリプトエリアにドラッグ&ドロップして使います。

ブロックとは、スクラッチでプログラミングを作成するときの部品の役割をします。

スクリプトエリア上で、9つのカテゴリに分類された様々なブロックをつなぎ合わせていきます。

さまざまな指示のブロックを組み合わせることで、プログラムを動かすことができます。 ブロックの詳細を確認していきましょう。

1.『動き』ブロック

スプライトの動きをコントロールするブロックです。

画面上を自由に動かしたり、スプライト自身を回転させたりできます。

2.『見た目』ブロック

スプライトの大きさや色、コスチュームなどの見た目を変化させることができます。

言葉を表示することや、背景の変化もここで指定することができます。

3.『音』ブロック

音を鳴らしたり止めたり、音量調節など音に関するプログラムを作ることができます。

4.『イベント』ブロック

ブロックを組み合わせて作成したブロックの塊のことを、スクリプトと言います。

それぞれのスクリプトを動かすきっかけを作るブロックとなります。

5.『制御』ブロック

繰り返しや時間を設定したりできます。

条件を入れる箱の役割もします。

また、クローンと言って、スプライト自身を増やすこともできます。

6.『調べる』ブロック

条件を指示できるブロックです。

「○キーが押された」ときや「◯色に触れた」ときなどを指定することができます。

条件を指定することで、次の動作につなげることもできます。

7.『演算』ブロック

数式だけでなく、文字も指定することができます。

8.『変数』ブロック

中学校の数学にでてくる変数と、プログラミングの変数とは少しイメージが異なります。

プログラミングでは、「データを入れる箱」のイメージで使われます。

データは、数字だけではなく文字でも作成できます。

9.『ブロック』定義

オリジナルで作成したブロックを保存することができます。

何度も使うスクリプトを作成しておくと便利です。

ブロックを組み立てるようにできる!

ブロックは役割(動作の命令)ごとに形が異なります。

スクラッチでは、ブロックにも工夫があり、ブロックがカチッとはまるようになっています。

ぴったりとはまるブロックを見つけて、組み立てていきます。

文字をタイピングしていくテキストプログラミングと異なり、タイプミスの心配なくプログラムを作成することができます。

実際、キッズプロのお教室では、未就学の子どもたちもスクラッチでたくさんのプログラムを作成しています。

スクラッチでは、自分だけのゲームやアニメを作ることもできます。

作曲したり、オリジナルのイラストを描くこともできます。

世界中のユーザーの作品が見られる!

オンラインでは、世界中のスクラッチユーザーに自分の作品を公開し、共有することができます。

世界中の人々のスクラッチ作品を見ることができるなんて素敵ですね。

色々な地域の文化や特徴を知るきっかけになるかもしれません。

子どもたちが楽しくプログラム作りができるだけでなく、論理的思考力を身につけることができるのがスクラッチです。  

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