6.ビジュアルプログラミングとは?

こんにちは。
千葉市稲毛区・四街道の子どもプログラミング教室キッズプロの賀川恵美子です。

プログラミング言語は、大きく分けるとテキスト言語とビジュアル言語に分けられます。

簡単にいうと、タイピングの必要がなく、見た目にも分かりやすくしたものをビジュアル言語というのに対し、通常のローマ字・数字・そして様々な記号の羅列をテキスト言語としています。


テキスト言語では、それぞれのプログラミング言語によって決められたプログラムコードを、テキストで作成していきます。

多くの文字や記号が使われ、1ヶ所でも間違えるとプログラムは思い通りに動きません。

一般的なプログラミング言語としては、JavaScript、PHP、Java、Pythonなどがあり、様々な特徴に応じて使い分けています。

しかし、子どもの場合、ローマ字や記号を並べたのでは、難しすぎて理解できません。

そこで子どもでも分かりやすいように、プログラミングを「見える化」し、ドラッグ&ドロップ等で簡単にプログラミングできるようにしたものがビジュアルプログラミングです。

見た目も楽しいビジュアルプログラミング

見た目で分かりやすいビジュアルプログラミングをプログラミングの入り口にすることで、嫌になることなく子どもでも楽しくプログラミングを学ぶことができます。


プログラミングで大切なことは、目的のものを自分で考えて作り上げる力です。

自分でプログラムしたものが動く喜びを感じ、プログラミングの楽しさを感じてもらうことが第一歩です。

小学校でのプログラミング教育の目的とは…

2020年度から、小学校でのプログラミング教育が必修化されましたが、難しいテキスト言語の教育が始まったわけではありません。

文部科学省が考える『小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について』では、重要なのはテキストコードではなく、考え方であることが定義されています。

小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について(文部科学省)

『プログラミング教育とは、子供たちに、コンピュータに意図した処理を行うよう指示することができるということを体験させながら、将来どのような職業に就くとしても、時代を超えて普遍的に求められる力としての「プログラミング的思考」などを育むことであり、コーディングを覚えることが目的ではない。』

プログラミングが関係している仕事に就かないとしても、プログラミング的思考は人間として生きていく際に、あらゆる場面で必要になってくる力です。

そんな生きる上での基礎を、ビジュアルプログラミングによって子どもたちは身につけることができます。

ビジュアルプログラミングを3つに分類

ビジュアルというだけあって、見た目で分かりやすい、直感的なプログラミング言語。

大きく分けると3種類に分類することができます。

1.ブロック型言語
2.フロー型言語
3.独自ルールを使っている言語

順番に見ていきましょう。

1.ブロック型言語

ブロックを組み立てるようにプログラミングしていくのが「ブロック型言語」です。

例:Scratch(スクラッチ)、micro:bit(マイクロビット)

2.フロー型言語

プログラムの構造を見えやすいようにしているのが、フロータイプです。

フローチャートのように、各アイコンを線でつなぎながらプログラムを作ります。

例:MESH(メッシュ)、SAM Labs

3.独自ルールを使っている言語

1や2のどちらでもなく、それぞれのルールに従ってプログラミングしていくものです。

例:Viscuit(ビスケット)、Springin(スプリンギン)

ビジュアルプログラミングの3つのメリット

ビジュアルプログラミングのメリットを、3つ挙げてみます。

1.初心者でも簡単にプログラミングできる
2.バグが起こりづらい
2.バグが起こりづらい

それぞれの詳細を見ていきましょう。

1.初心者でも簡単にプログラミングできる

キーボードが使えなくても、画面上のブロックをドラッグ&ドロップする操作でプログラミングができます。

初心者や、小さな子どもでも「プログラミングできた!」の達成感を感じることができます。

2.バグが起こりづらい

バグとは、簡単に言うと思ったとおりにプログラムが動かないことです。

ブロックを組み合わせるだけなので、入力ミスなどが起こりづらいのです。

カンマ( , )とピリオド( . )の違いや、半角を全角で入力したりなど、本当に小さなミスがたくさん発生します。

プログラマーの仕事は『バグを見つけること』と言われるくらい、バグと戦っています。

子どもたちも「できるはず」と思ったプログラムが動かないとすぐに「何で!?」となります。

根気強く、「どこが違うのかを考えようね。」でだんだんと忍耐力と集中力を付けていくことができます。

最初から難しすぎると、嫌いになってしまいそうですね。

3.論理的思考を身につけることができる

「どういう順番でどれを組み合わせて、どうのようなプログラムを作るか」を考える練習ができます。

視覚的にも分かりやすいので、自然とプログラミングで大切な論理的思考を身につけることができます。

ビジュアルプログラミングの3つのデメリット

これまで、ビジュアルプログラミングの良い部分ばかりに注目してきました。

それではビジュアルプログラミングのデメリットとはどんなものでしょうか?

1.修正をするのに時間がかかる
2.他のプログラミング言語との関連性がない
3.できることに限界がある

それぞれの詳細を見ていきましょう。

1.修正をするのに時間がかかる

通常のプログラミングコードでは、修正部分のコードの書き換えですみます。

しかし、ビジュアルプログラミング言語ではブロックを選び直して組み立て直さなければならないなど、修正に時間がかかりることがあります。

2.他のプログラミング言語との関連性がない

例えば、ピアノの練習は簡単なものから難しいものへの順に階段を上がる形となります。

音符の読み方も音の長さも初級と上級で変わるものではありません。

しかし、ビジュアルプログラミング言語は独自の方法を採用しているため、特定のテキストプログラミングができるようになるわけではありません

3.できることに限界がある

ビジュアルプログラミングは、それぞれの決められた範囲の中でプログラミングを行っています。

そのため、最初からプログラミングを行うテキストプログラミングと比較すると自由度に限界があります。

まとめ

ビジュアルプログラミングの誕生によって、専門の機関で詳しく学んで、やっと第一歩が踏み出せた時代とは異なり、子どもからプログラミングが学べる時代となりました。

デメリットも考慮しつつ、メリットを最大限に活かすことで学びは深まります。

プログラミングを学ぶときに重要なのは、自分で考えて作り上げることです。

ただ、見本を見て真似しているだけでは、プログラミング的思考を身につけることはできません。

子どもたちが楽しみながらプログラミングの力を養っているよう、ビジュアルプログラミングを有効に使えたら良いですね。

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